「求人票の条件も良かったし、面接の雰囲気も悪くなかった。でも入職してみたら、現場はギスギスしていて最悪だった…」転職において、こうしたミスマッチは絶対に避けたいところです。これを防ぐために必ず行ってほしいのが、面接前の施設見学会や就職説明会への参加です。
とはいえ、「見学なんて、どうせ綺麗な設備を見せられて、良いことしか言われないんじゃないの?」と思うかもしれません。確かに、案内担当者は施設の良い面をアピールします。しかし、現場の「空気感」までは隠しきれません。見るべきは、設備の新しさではなく、そこで働く人たちの「無意識の行動」です。
例えば、すれ違うスタッフの挨拶。外部の見学者に対して、目も合わせずにボソッと挨拶するような職場は、日々の業務に追われ、心に余裕がない証拠です。逆に、忙しそうにしていても、パッと顔を上げて明るく挨拶が返ってくる職場は、スタッフ間のコミュニケーションも良好であるケースが多いです。
また、ナースステーションやスタッフルームの様子も重要な判断材料です。机の上にいつの誰のものか分からない書類が山積みになっていたり、壁の掲示物が何年も前の色褪せたものだったりしませんか?整理整頓は、業務の効率化と直結します。乱雑な環境は、情報共有が滞っており、ミス(インシデント)が起きやすい土壌があることを示しています。
さらに、スタッフの年齢層もさりげなくチェックしましょう。20代前半の若手と、50代以上の大ベテランしかいない。そんな「中間層がすっぽり抜けている職場」は要注意です。なぜなら、3〜5年目のスタッフが次々と辞めてしまう何らかの理由(人間関係、昇給のなさ、過度な負担)が隠されている可能性が高いからです。百聞は一見に如かず。現場のリアルな空気は、必ずあなたに真実を教えてくれます。