どんなに給料が良くて設備が新しくても、職場の人間関係がギスギスしていれば、毎日の仕事は苦痛になってしまいます。特に学生の皆さんは、「お局様みたいな怖い先輩がいたらどうしよう」と不安に思っていることでしょう。
施設の人間関係(心理的安全性)の良し悪しは、実習や施設見学の際に、あるポイントを観察するだけで驚くほどクリアに見えてきます。それは、「介護職」と「看護師(医療職)」のコミュニケーションの様子です。
介護施設には、生活を支える介護職のほかに、利用者の健康管理を行う看護師が配置されています。実は、職場の雰囲気が悪い施設に共通しているのが、この「職種間の見えない壁(ヒエラルキー)」です。看護師が介護職に対して高圧的な態度をとっていたり、逆に介護職が看護師に相談しづらい空気があると、情報共有が遅れ、最終的に利用者様に不利益が生じます。そして何より、現場の空気が常にピリピリしてしまいます。
見学会でナースステーションやスタッフルームを覗いたとき、介護スタッフと看護スタッフが、お互いに敬意を持ってフラットに会話できているか(笑顔で相談し合っているか)をさりげなく観察してください。「〇〇さん、この方の皮膚の状態、ちょっと一緒に見てもらえませんか?」「もちろん!今行きますね」といった、職種の垣根を超えた声かけが自然に行われている施設は、同職種内(先輩・後輩間)の人間関係も非常に良好であるケースがほとんどです。
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