理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)として現場に出ると、多くの人が直面する現実があります。それが「毎日いかに効率よく単位数を稼ぐか」というプレッシャーです。もちろん、病院や施設の経営において収益(単位数)は非常に重要です。しかし、1日の取得上限である108単位ギリギリまでスケジュールが詰め込まれ、患者さん一人ひとりとじっくり向き合う時間も、カルテを丁寧に書く時間もない……。そんな「単位数至上主義」の環境で疲弊していませんか?
リハビリ専門職としてのやりがいを取り戻し、キャリアを長く健やかに築いていくためには、「量」だけでなく「質」を正当に評価してくれる職場を選ぶことが不可欠です。その見極めポイントは、法人が「スタッフの専門性向上(自己研鑽)」に対して、どれだけ具体的にお金と時間を投資しているか、という点に尽きます。
例えば、認定理学療法士や専門作業療法士などの上位資格。取得には膨大な学習時間と費用がかかりますが、これらを取得した際に「資格手当」として毎月の給与に数千円〜数万円を上乗せしてくれる法人は、専門性を高く評価する風土があります。また、学会発表や外部の研修会に参加する際、参加費や交通費を全額補助してくれたり、休日の自己啓発ではなく「出張扱い(勤務時間)」として処理してくれたりするかも重要なチェックポイントです。
面接や見学の際には、「1日の平均取得単位数はどのくらいですか?」と聞くだけでなく、「スタッフの方々が外部の勉強会に参加される際、施設からのサポート制度はありますか?」と思い切って質問してみてください。ただの「リハビリ要員」としてではなく、医療人としての成長を応援してくれる職場環境こそが、10年後、20年後のあなたのキャリアを大きく広げてくれるはずです。