理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)として働き始めると、想像以上に多くの壁にぶつかります。「教科書通りにいかない」「自分の未熟さを痛感する」そんな経験は、決して恥ずかしいことではありません。
私自身、新人時代は毎日が試行錯誤の連続でした。失敗を重ねながら、少しずつ成長していった15年間の経験から、新人セラピストがよくつまずくポイントと、それを乗り越えるためのヒントをお伝えします。
① 医師・看護師との緊張感
新人のうちは、医師や看護師と話すだけで緊張してしまうものです。専門用語を正確に使えず、萎縮してしまうことも。
私の新人時代、回診で担当医に「この患者さんの状態について」聞かれたとき、言葉に詰まり、冷や汗をかいた経験があります。そんな時に先輩から教わったのは、「分からないことは正直に『分かりません』と伝えること」でした。
乗り越えるコツ
・分からないことは素直に質問する
・メモを取る習慣をつける
・専門用語を少しずつ学ぶ
② チームワークの難しさ
リハビリテーションは多職種協働。しかし、「誰に、いつ、何を」相談すべきか分からず、悩む新人は多いはずです。
ある日、私は患者さんの状態変化に気づいたものの、誰に相談すべきか分からず、結果的に対応が遅れてしまったことがあります。その経験から、職場の連絡体制と、各職種の役割をしっかり理解することの大切さを学びました。
乗り越えるコツ
・職場の連絡フローを事前に確認する
・先輩や上司との信頼関係を築く
・カンファレンスでの発言を意識的に増やす
① 評価の難しさ
学生時代に学んだ評価方法が、実際の臨床では思うように活用できないことが多々あります。
私の経験では、脳卒中患者さんの歩行評価で、学んだ理論的なアプローチがうまく当てはまらないケースに何度も遭遇しました。そこで学んだのは、「教科書的な評価」と「その人に合った評価」の違いです。
乗り越えるコツ
・先輩のアプローチを観察する
・複数の評価方法を学ぶ
・患者さん一人ひとりの特性を理解する
② リスク管理の不安
患者さんの安全を守ることは、セラピストの最も重要な責務。しかし、新人は常に「大丈夫だろうか」という不安と隣り合わせです。
ある日、高齢患者さんの移乗介助中に、転倒しそうになったことがあります。その経験から、「力」だけでなく「観察力」の重要性を痛感しました。
乗り越えるコツ
・シミュレーション training を積極的に受ける
・ヒヤリハット事例から学ぶ
・常に患者さんの状態を観察する意識を持つ
① 「できない自分」への葛藤
理想と現実のギャップに悩み、自分の未熟さを責めてしまうことは珍しくありません。
新人時代、ある患者さんの ADL 改善が思うように進まず、「自分には向いていないのではないか」と何度も悩みました。そんな時、ベテランの先輩から「成長は一直線ではない。小さな変化を大切にしなさい」と教わりました。
乗り越えるコツ
・自分を責めすぎない
・小さな成功体験を大切にする
・メンタルヘルスケアを意識する
② 「学び」の継続
リハビリテーション専門職は、生涯学習が求められる職業。常に新しい知識とスキルが必要とされます。
最初は、この「常に学び続けなければならない」プレッシャーに押しつぶされそうになりました。しかし、学びを「義務」ではなく「成長の喜び」として捉えることで、モチベーションが変わりました。
乗り越えるコツ
・興味のある分野の勉強会に参加
・先輩や同期と学びを共有
・自分に合った学習スタイルを見つける
つまずきは成長のチャンス。完璧を求めすぎず、一つひとつの経験を大切にしましょう。
素直に学ぶ姿勢を持つ
コミュニケーションを大切にする
自分を信じ、焦らない
新人の皆さん、あなたの可能性は無限大です。失敗を恐れず、常に前を向いて進んでください。
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