求人サイトで検索条件を入れるとき、「年間休日120日以上」にチェックを入れる人は多いでしょう。確かに、しっかり休めることは長く働き続けるための絶対条件です。しかし、この「120日」という数字だけで安心してしまうのは少し危険です。本当に注目すべきは、休日の数ではなく「休みの質」だからです。
例えば、年間休日が120日あっても、こんな職場だったらどうでしょうか。「休みの日に強制参加の勉強会がある」「委員会の資料作りのために、休日なのに病棟に行かなければならない」「有給休暇は、体調を崩した時か冠婚葬祭でしか使えない空気がある」。これでは、数字上の休日は多くても、心身をリフレッシュすることは到底できません。
一方で、年間休日は110日程度でも、実質的な休みが充実している隠れホワイト職場も存在します。ポイントは「有給取得率」と「独自の特別休暇」です。有給取得率が80%を超えているような施設は、スタッフが気兼ねなく休める人員配置の余裕と、お互い様でカバーし合う風土が根付いています。
さらに、法人によっては「バースデー休暇」や、勤続年数に応じた「リフレッシュ休暇」など、法定の有休とは別の特別休暇を用意しているところもあります。こうした制度が実際に機能している職場は、オンとオフの切り替えを法人が推奨している証拠です。
面接や見学の際、「年間休日は何日ですか?」と聞くのは野暮です(求人票に書いてあるので)。そうではなく、「皆さんは、有給休暇を使って連休を取り、旅行に行かれたりすることはありますか?」と、具体的な休日の過ごし方を聞いてみてください。担当者が笑顔で「ええ、みんな上手くシフトを調整してリフレッシュしていますよ」と即答できる職場こそ、本当に「休みの質」が高い職場だと言えます。