理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)として働く上で、「どの職場が自分に合っているのか?」と悩む人は多いです。
「せっかく資格を取ったのに、この仕事が自分に向いているのかわからない…」
「どの分野に進めばいいのか、決めきれない…」
こんな不安を感じることはありませんか?
実は、職場選びで重要なのは「好きなこと」と「向いていること」を区別することです。好きなことを仕事にできるのが理想ですが、それだけでなく「自分の強みを活かせる職場」を選ぶことが、長く働くためには大切です。
この記事では、「自分に向いている職場」を見つけるための自己分析方法と、適性に合った働き方について紹介します。
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士として働く上で、「好きなこと」だけで職場を選ぶと、ミスマッチが起こることがあります。
例えば、
「スポーツが好きだからスポーツリハをやりたい!」 → でも、実際に働いてみると体力的にきつくて続かない
「患者さんとじっくり関わるのが好き!」 → でも、急性期病院では短時間のリハビリが多くてやりがいを感じにくい
このように、「興味がある分野」と「自分の強みが活かせる分野」が一致しないこともあります。
では、どうすれば「向いている職場」を見つけられるのでしょうか?
① 自分の性格・特性を知る
まず、自分の性格がどんな職場に合うのかを考えてみましょう。
・コミュニケーションが得意な人 → 回復期病院、訪問リハ、デイケア、外来リハが向いている。患者さんや家族と密に関わる機会が多いため、人と話すことが好きな人に適している。
・チームで協力するのが好きな人 → 急性期病院、地域包括ケア病棟、回復期病院がおすすめ。医師や看護師、他職種との連携が多いため、協調性が求められる。
・じっくり1人の患者さんを支援したい人 → 訪問リハ、維持期リハ、難病・進行性疾患のリハビリが向いている。長期間にわたって患者と関われる環境がある。
・変化のある環境が好きな人 → 救急病院、スポーツリハ、急性期リハなどが適している。日々の業務が流動的で、新しい症例に対応する機会が多い。
・落ち着いた環境で働きたい人 → クリニック、慢性期病院、老健施設が向いている。比較的安定した業務が中心で、長期的な視点で患者をサポートできる。
・短期間で成果を出すのが得意な人 → 急性期病院、整形外科クリニック、スポーツリハなどがおすすめ。早期退院を目指すリハビリや競技復帰をサポートする業務が中心。
・コツコツ積み重ねるのが得意な人 → 回復期病院、維持期リハ、介護施設などが向いている。患者の小さな成長を大切にしながら、計画的にリハビリを進めることが求められる。
このように、自分の特性に合った職場を選ぶことで、働きやすさややりがいを感じられる可能性が高くなります。
② 体力・働き方の希望を考える
リハビリの仕事は体力勝負な場面も多いため、自分の体力や働き方の希望も考えることが大切です。
・体力に自信がある → 急性期病院、スポーツリハ
・体力に自信がない → クリニック、訪問リハ(移動は大変だが1対1のリハが中心)
・夜勤が苦手 → クリニック、訪問リハ、デイケア
・ライフワークバランスを重視したい → 介護施設、外来リハ、企業リハ
特に、新卒で急性期病院に就職する人は「想像以上にハードだった」と感じることが多いため、自分の体力と相談しながら選ぶことが大切です。
① 実習・アルバイトを活用する
実習やアルバイトは、自分の適性を知る絶好のチャンスです。
私は学生時代、回復期病院の実習で「患者さんとじっくり関われること」にやりがいを感じました。一方、急性期病院の実習では、リハビリ時間の短さや忙しさに圧倒され、「自分には向いていないかも…」と感じました。
この経験があったからこそ、自分がじっくり患者さんと関われる環境を求めて回復期病院を選んだのですが、結果的にそれが自分に合った選択だったと思います。
→ 実習やアルバイトで、できるだけ多くの職場を経験してみましょう!
② 先輩や現場の声を聞く
- 実際にその職場で働いている先輩に話を聞く
- インターンシップや見学を活用する
- 転職サイトやSNSで、リアルな口コミを調べる
私自身も、転職を考えたときに「実際に働いている人の話を聞く」ことで、求人票には書かれていないリアルな情報を得られました。
「この病院、実は残業が多いらしい…」「教育体制は整っているけど、職場の雰囲気が合わなかった…」など、現場の人しか知らない情報は貴重です!
就職や転職で後悔しないためには、「好きなこと」だけでなく「向いていること」を考えることが大切です。
- 自分の性格・特性に合った職場を選ぶ
- 体力や働き方の希望も考慮する
- 実習やアルバイトを活用して、リアルな現場を知る
- 先輩や現場の人の意見を参考にする
「向いている職場」は人それぞれ違います。しっかり自己分析をして、自分に合った職場を見つけましょう!